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BIXONICとは

伝統と先端技術が融合する音響機器開発プロジェクト

<再始動の経緯>
20年の時を経て再始動を果たしたBIXONICは、

単なるブランド復活ではありません。

電子計測器や試験用電源といった分野で

菊水電子工業でこれまで培ってきた確かな技術を、

音楽という全く異なるフィールドへ応用する、挑戦的な取り組みです。

このプロジェクトは社内の新規事業開発の一環として立ち上がりました。

BIXONICは「こだわり」を核に、現代の技術が持つ可能性を最大限に活かした

音響機器開発を推進していきます。
 

<BIXONICの思想>
BIXONICの音響機器開発は、

私たちの原点である「音」への深い理解と、

長年培ってきたエンジニアリング力が基盤にあります。

実は、現在事業の柱である電子計測器や試験用電源も、

元を辿れば私たちのオーディオやラジオ製品から始まりました。

だからこそ、音楽機器への参入は自然な流れであり、

同時に強い情熱と技術的な裏付けを持っています。

BIXONICは、音に真剣に向き合う全ての人に、

「自分の音」を見つけるためのツールを届けたいと考えています。

これはBIXONICのロゴに用いられている

「隈取(くまどり)」のモチーフにも表れており、

日本の伝統芸能・歌舞伎における象徴的なデザインから

インスピレーションを受けたものです。

そこには、私たちが大切にする

「伝統を重んじながら、常に最先端を追求する」

という思想が込められています。
 

<製品づくりに込める姿勢>
私たちが目指すのは、

デジタル技術がもたらす精密な再現性や制御性と、

アナログ的な音の豊かさや温度感を両立させることです。

帯域を問わず、芯のあるクリアなサウンドをベースに、

音のニュアンスや揺らぎといった感覚的な要素にもこだわり抜いています。

長年の産業機器開発で培った設計力をそのまま転用し、

工業レベルの品質を実現しています。
 

<最後に>
BIXONICは、音に真摯に向き合う全ての人々へ、

より深く、より自由なサウンドの追求を提供します。

伝統への敬意と先端技術への探求心を携え、

これからも「音を創る楽しさ」を支える製品を届けていきます。

Our Story

1994年、東京。
ある新興のエフェクター工房が風変わりなコンパクトエフェクターを開発しました。それは、3つの歪み系の音色を1台で作れるという、かなり挑戦的な仕様の製品。
プレイヤーのニュアンスを忠実に再現してくれる素直な音からRAT系の太くエッジの立ったディストーションサウンドまで広範な音色を生み出すことができるというもの。
さらに「禁断(Forbidden)」と呼ぶ開発者非推薦の「ファズモード」があり、Big Muffにも比肩する癖のあるその音色も大きな特長でした。
当時、製品としての完成度に粗さはあったものの、そのアイデアと実現される音色の多彩さに魅了されるギタープレイヤーが続出。
米国の某3ピース・ロックバンド(トレードマークはハットと長い髭...)をはじめ、多くのプロアーティストからも高い評価を受けていました。
そして、1994年の1号機以降、仕様を変更しながら合計3モデルを発売。
2005年、その生産終了とともにBIXONICも休止となりました。
しかし現在も、その音色に惹かれるファンが後を絶たず、「幻の名機」と呼ばれるに至っています。
そのエフェクターの名称には、フォトカプラーの増幅特性に着目し独自開発した増幅回路(EXPAND)と、隠し機能である「禁断モード=開けてはいけない箱=パンドラ」を重ね合わせた意味が込められました。

その名は

 

そして2025年、BIXONIC復活。精密電子計測器メーカーKIKUSUI ELECTRONICSの信号処理ノウハウと最新のデジタル技術を駆使し、新たな「Expandora EXP-2000DR」を製造販売開始し世界に届けて参ります!

CHRONICLE OF BIXONIC AND EXPANDORA

1992

Bright International Corp.創業。楽器輸入事業開始。

1994

EXPANDORA EXP-2000 製造販売開始。Bright International Corp.の頭文字BICとSonicを合わせたBIXONIC (bicsonic)ブランドを発足。

1999

FET回路採用のEXPANDORA II EXP-2001 製造販売開始。

2000

BIXONICブランドを分社、BIXONIC Inc.設立。

2004

フォトカプラー回路を再現した改良版、EXPANDORA REISSUE EXP-2000R を開発。米国GODLYKE社へ独占販売委託。

2005

創業者が菊水電子事業に専念するため BIXONIC Inc.事業休止。※

2020

BIXONIC Inc.所有の商標権、設計資産を菊水電子工業株式会社へ移管。菊水電子工業の新規音響事業としてBIXONIC事業を再開。EXPANDORAの後継機種の開発着手。

2022

新生BIXONICの第一弾として、米国輸出モデル AXENTRIX A1 を発売。

2025

EXPANDORA EXP-2000DR 製造販売開始。

※BIXONICブランドのEXPANDORAシリーズは2005年をもって最終モデルの製造を終了しています。BIXONICブランド以外で、現在米国で製造販売されているEXPANDORAと当社は、設計、製造、販売、その他一切の関係がなく、その権利は当社が付与したものではありません。当該商品に関する問い合わせやクレームについては一切応じることは出来ません。

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